朝起きられなければ、日常生活には様々な支障が起こります。
例えば出勤時間。寝坊してしまって遅刻することは学生時代であれば笑い話で済みますが、会社勤めとなると問題です。
厳しい会社であればそれが給料の査定に響いてしまう場合があります。
また、契約社員やアルバイトなど、安定していない雇用であれば、その契約が更新されない可能性も出てきてしまいかねません。
また遅刻に至らなくても、出勤時間がしょっちゅうギリギリとなると、そのこと自体が悪く評価されるケースも少なくありません。
つまり朝起きられないという状況は、夜型の生活出ない限り、改善した方が上手くいく場合が多いのです。
そして朝起きれない原因というのは、実は精神力が弱いとか、気合いが足りないとか、そういった心理的なものだけではありません。
むしろそれよりも、生活習慣等によってつくられた体質が原因となっている可能性があるのです。
そこで今回は、朝起きられない体質を改善させる5つのポイントについてお伝えしていきます。
夜寝る前の二時間迄に夕食は済ませよう
ダイエット法などでよく言われるのが、就寝前の食事を控えることです。
これが重要になるのはダイエットだけではありません。睡眠の質を確保する為にも、このことを意識しなければならないのです。
何故なら、眠りについて、睡眠状態のピークは、約4時間の間に2回訪れます。
ここでしっかりと深い眠りに入ることで身体の疲れが取れて、翌日のエネルギーを養えるのです。
しかしながら、睡眠の直前や二時間以内に食事をとっていると、この深い睡眠に入るべき時間に胃袋は食べ物を消化することに対してエネルギーを費やします。
つまり、深い眠りが取れなくなってしますのです。
だから、しっかりと7時間、8時間眠っているのに、朝起きられなくなってしまうのです。
また朝起きられたとしても寝起きが悪く二度寝してしまう、という状況になってしまうのです。
だから夕食は寝る二時間前までには澄ませるようにしておきましょう。
夜12時に眠るのであれば、10時以降は絶対に食べ物を口にしない、といった強い意志を持つことが大切です。
夜10時に眠るのであれば、食事は8時までに終わらせる。そしてだらだらとスイーツを食べない。
夜寝る前に少し空腹感を感じたからといって、プリンやゼリーなどに手を伸ばさないことが大切です。
いかがでしょうか。普段の食事はこのルールが守られているでしょうか。
もし寝る直前や就寝前2時間以内に食事をする習慣があれば、その習慣は改めていきましょう。
何も難しいことはありません。
普段よりも少しは早めに夕食を食べることを意識して、消化すべき食べ物が無い状態を眠る前につくっておくだけでいいのです。
これにより、深い眠りにつけるようになり、朝の目覚め方が変わってくるのです。
寝酒はNG!夜寝る前にお酒を飲むと睡眠が浅くなる
寝つきが悪い人などは、寝酒をしてしまいがちですが、翌朝起きることを考えれば、寝酒はすべきではありません。
何故なら、寝酒をすることによって、脳に届けられる酸素の量が減ってしまう可能性があるからです。
睡眠中も人間は呼吸をしているわけですが、その呼吸によって血液が循環して、酸素が身体のすみずみに運ばれます。
しかしながら寝酒をすることでその酸素が脳に送られにくくなってしまうのです。
つまり、寝酒をすると、早く眠りにつくことができるかもしれませんが、睡眠の質が低下してしまう可能性があるのです。
また寝酒で眠りやすくなる理由は急激な対応の上昇と急激な体温の低下によるものです。つまり、身体の冷えにより眠気がきているので、正常な眠りとはどうしても違ったものになりがちなのです。
だから寝酒をする習慣がある人は、まずそれを辞める方法はないか、自分なりに考えることからはじめていきましょう。
睡眠の質は布団に入って早く眠れたかどうかで決まるものではありません。それよりも睡眠の質を重要視していきましょう。
朝起きた時は朝日を浴びよう
朝起きた時に、一番はじめには何をすべきなのでしょうか。朝起きてはじめにすることは、人によって違います。
まずはストレッチからはじめる人もいれば、水を飲む人もいるでしょう。いきなり携帯電話を手にとってメールボックスを開く人もいるかもしれません。
しかしながら、朝起きられない体質を改善したいのであれば、これらの行為をするよりも前にすべきことがあります。
それは、朝日を浴びることです。
カーテンを開けて、朝日を浴びましょう。ベランダに出てもいいですし、ジャケットを羽織って外に出てもいいかもしれません。
とにかく朝日を浴びることからはじめましょう。
何故なら、そうすることでしっかりとセロトニンが分泌されるからです。
セロトニンは朝の覚醒を促す作用があるわけですが、これがきちんと分泌されていないと、気持ちよく目覚めることができません。
少し想像していただきたいのですが、朝起きて、カーテンを占めたまま、薄暗い部屋でコーヒーを飲んでいる。
そんな朝があったとしましょう。これだとドラマの1シーン客観的に見ていたとしても、また横になりたくなってしまいそうですよね。
だけどこういった寝起きの悪さは気持ちの問題だけで引き起こされることではない、ということなのです。
朝起きた時にカーテンを浴びて朝日を浴びる行為はおまじないでも何でもありません。
朝日をしっかり浴びることでセロトニンがしっかりと分泌されて、覚醒することができるのです。
つまり朝日を浴びる行為は、生理的な機能を正常に働かせる為に必要なのです。
もし今まであまりセロトニンを意識していなかったという場合は、明日、朝日を浴びることからはじめてみてはいかがでしょうか。
夜眠る時は暗くした方がいい理由
先ほどお伝えしたセロトニンの分泌を正常に働かせる為にも、夜はしっかりと明かりを消して就寝しましょう。
何故なら、暗くして横になることで、身体や脳は休息できるからです。しっかりと明かりを断つことで睡眠時にはメラトニンが分泌されます。
それにより、睡眠の質を正常なものにできるのです。
ところが、光が灯った明るい部屋で眠りにつくと、このメラトニンに分泌が押さえられてしまいます。
結果として、眠りも浅くなり、上質な睡眠の妨げとなってしまうのです。実際に明るい部屋で眠った時は、身体の疲れがとれなかった、という経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。
夜眠る時はしっかりと消灯して、眠るようにしましょう。
朝起きる為には、トリプトファンを摂取しよう
睡眠にはメラトニンの分泌が欠かせませんが、メラトニンの生成にはトリプトファンが関係しています。
だから、普段から食事や健康食品、サプリメントでトリプトファンを摂取していきましょう。
トリプトファンはバナナ、納豆、乳製品に含まれています。こういった食べ物を習慣として取り入れることは、朝起きられない体質を改善する為に、欠かせない要素の一つなのです。
いかがでしたか?
睡眠の質を上げれば、おのずと生活の質も上がります。ぜひ睡眠の質を高めましょう。
関連リンク:管理人のオススメ健康法について
夜眠れない人の多くが、ストレスや疲労をためこんでしまっている傾向にあります。
やはり、健康な身体…ストレスや疲労が溜まりにくい身体があってこそ安眠が出来るというもの。
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健康な身体を手に入れるなら1日1杯の青汁がオススメ!青汁健康法のメリットとは
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