裸足が健康に良い理由を武道家の視点から解説。足の裏を鍛えれば偏平足にならない

ハイヒールを履く女性が、『外反母趾』(がいはんぼし)に悩まされているという話はよく聞きます。

外反母趾よりは有名ではありませんが『内反小趾』(ないはんしょうし)という症状もあります。

外反母趾は、ハイヒールのように、かかとが高くなっていて、つま先が細い履物の場合、足の指が入り込んでいきます。

特に影響があるのは足の親指(第一趾)です。

第二趾に向かって20度以上曲がると痛みを発生させます。

更に悪くなると第二趾の上に親指が乗ってしまい脱臼にまで発展することがあります。

内反小趾は小指(第五趾)が内側に曲がり、床に着かずに浮いた状態になってしまうことを言います。

またハイヒールなど履いていない小学生の子供たちにも外反母趾、内反小趾に悩まされている場合が多いと言います。

考えられることとして小学生は、すぐに1センチから2センチ、足が大きくなることが珍しくありません。

そこに、学校指定の画一的な内履きを、そのまま履き続けてしまったりすること。

自動車・バス利用での移動が多かったり、遊びがテレビゲームだったりで基本的な運動量が少なくて骨が弱いからということが挙げられています。

足が抱える深刻な問題を解決する良い方法として『はだし』の健康法があります。

そこで今回は、『はだし』はどれだけ健康に良いのかを検証すると共に武道の中から空手で行っている方法を紹介します。

●裸足になる時間を意識的につくるようにしよう●

足の指を自由に動かし、刺激を与えることによって足の裏のツボを刺激します。

足の裏にはツボが満載です。

いちいち、ここが心臓だ、胃だ、腸だと覚える必要は特にありません。

足裏を万遍なく刺激を与えておけばいいわけです。

簡単さを求めるならば、はだしで歩くのが一番早いでしょう。

はだしで過ごす教育を採用している幼稚園・保育園などを聞いたことがある人は多いのではないのでしょうか。

下駄を履かせる幼稚園が私の会社の近くにあります。

子供たちの五感を刺激して脳の発達が期待できるそうです。

他に子供たちの大きな問題のひとつに『偏平足』があります。

偏平足は足の裏の『土踏まず』が未形成で、足の裏全体が床に着く状態になっています。

近年この偏平足の子供が増加しているというデータがあります。

外反母趾、内反小趾と同様に偏平足は運動不足、歩行不足が考えられます。

これも、はだしでの生活で解消できる可能性が高いのです。

普通どんな運動でも行いますが、空手でも最初に準備運動の時間をとります。

準備運動には足の親指と他の4本指を交互に上げ下げををする運動があります。

簡単な動作ですが、初めて行う人にとっては思うように指が動かず案外、難しく感じます。

これが楽に動くようになると、しめたものです。

準備運動が終わると基本稽古に移ります。

突き(パンチ)、受け(ブロック)、蹴り(キック)など各動作を一本一本、号令と共に行います。

基本稽古の蹴りの中には、『前蹴り』と『回し蹴り』いう攻撃があります。

このとき足の指五本は反らせて『中足』(ちゅうそく)と呼ばれる足の裏の肉の盛り上がった部分を当てます。

特に『回し蹴り』でこの中足を正確に当てるのは慣れないとすぐに突き指をしてしまいますので難しい技となっています。

このように当たれば威力があるのですが、難度が高いため大会ではスネで蹴る回し蹴りがほとんどです。

おそらくキックボクシングの影響もあると思います。

空手は足の指を頻繁に動かせないと怪我に繋がるのです。

いきなりは難しいかもしれませんが、準備運動・基本稽古は足の動きを高める要素がありますので是非、部分的にでも活用していただきたいと思います。

●偏平足と開張足と外反母趾の関連性●

土踏まずのアーチがない偏平足はスプリングが利かず着地の衝撃を大きく吸収し疲労を起こしやすくなります。

つまり歩行の際、かかとからの着地ができず足の裏全体で着地をしてしまいます。

その歩き方を続けていくと中足骨が扇型に広がってきて開張足という症状になり、そのまま足先に負担のかかる靴を履くと、高い確率で外反母趾になるという報告があります。

土踏まずの有る、アーチがしっかり出来ている人は地面からの衝撃を上手に分散させることができ、土踏まずの無い人に比べて疲労度はかなり軽度と確認されています。

これからの子供たちが偏平足にならないようにするには、今からでも足裏の脂肪を燃やしたり、筋肉をつけたり、アキレス腱を強化したりということが求められます。

普段から、はだしになる時間を作り、足をよく動かし足の裏に刺激を与えるようにしてください。

●『空手』に限らず『柔道』も『剣道』も裸足です●

武道の定義を論じることが好きな人たちも多いので、あまり深い意味で使わず、ここでは一般的に思い浮かぶであろう、空手・柔道・剣道などをまとめて『武道』という言葉を使います。

その武道は、はだしで行うのが基本です。

戦いで足元の状態を察知するのには、はだしの感覚が必要だったのかもしれません。

空手の稽古では、外に出ることは少ないのですが、たまに指導員の気まぐれなのか、走りに出ることがありました。

当時私は残業がほとんどなく、多少の遅刻もあったのですが週に4回の出席が出来ました。

そのうえ高校時代は陸上部に所属してましたので走る事は好きで、稽古の中の一部というように考え特別気しませんでした。

ただ会費を払い、時間を工面してやっと稽古に出席した人には、ただ走るだけで終わったら可哀想だな、なんて思ってました。

コースには歩道、時には車道のアスファルト上を走ります。

空手ですから当然その時も、はだしです。

路面のひび割れ、段差、小石、縁石、マンホール、ガラスなのかプラスチックなのか不明な透明で割れたモノが落ちていたりとかあって、明るい時間に見ると思わず目を覆いたくなるコースなのですが稽古時間は夜のため、はっきりは見えません。

危ないようですが、それぞれが注意して走るせいか案外ケガはないようでした。

しかし、中間地点で東京ディズニーランドの花火が見えた時には、同じモノを見ていても、あちらは楽しそうに「ワァー綺麗!」とか言っているだろうに、こちらは足裏をヒリヒリさせながら、はだしで道路を走っている。

これでいいのか? しょうがないか…。

なんて自問自答したという思い出があります。

でも我々は足裏のツボの刺激は人の数倍有ったのではないでしょうか。

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