空手家が教える集中力アップのための呼吸法。スポーツや仕事に応用できます

おそらく多数の人たちは、『呼吸』に対して、どんなやり方が良いのだろうとか考えることは無いのでありませんか?

呼吸は誰に教わることもなく、生きている間は止まることなく、意識もせずに行っています。

それが普通だと思います。

例えば『ヨーガ』(ヨガと伸ばさない場合も多い)を始めれば多数の呼吸法があることを知るでしょう。

ここで言う『ヨーガ』はフィットネスを目的にしたヨーガ教室などのことを指します。

そして武道・武術にも呼吸は重要な位置を占めます。

呼吸法としては残念ながら空手より『合気道』の方が重んじているように感じます。

それもあって、私も以前から合気道では有名な先生の呼吸法を空手に取り入れています。

個人的にも呼吸法は興味があり、さらにヨーガも参考にしています。

良いものは良い、他の武道であろうと関係ありません、ありがたく技術を頂いています。

さてそこで今回は、『呼吸法』をテーマにして、呼吸を重要としている武道の中から空手や合気道で行っている方法などを紹介します。

もちろん健康面に関しても効果抜群です。

●呼吸法で世界を驚かしたノエル・ジョンソンというアメリカ人●

最初に呼吸法であり得ない人生を送った人を紹介します。
普通のビジネスマンだったノエル・ジョンソンは妻をなくした後、自堕落な生活になり、70歳には体重が20キロ増、神経痛、心臓病、痛風を抱えて生命保険さえ加入を断られる状態だったそうです。

もう人生は長くないという状況の中で、ある日、悲惨な自分の姿を鏡で見て、このまま死んでなるものかという不屈の精神が湧いてきました。

それからジョンソンは図書館に通い研究を重ね、独自の理論で鍛錬を開始します。

体重を落とし73歳で世界シニアボクシング(60歳以上を対象)で元プロボクサーを破ってチャンピオンになり、ニューヨーク・シティ・マラソンでは最年長の金メダリストになりました。

83歳には当時のレーガン大統領から大統領栄誉賞を贈られました。

これは70歳からでも、人はこれほどにも変われるという証明です。

これこそ、ジョンソンの研究の成果である運動・栄養、そして『呼吸法』にあったのです。

ただしジョンソンの呼吸法の詳細は明らかになっていません。

分かっているのは吸った息を保つ点にあるということです。

●空手の呼吸法で特徴的なのは、息吹き(いぶき)といえます。●

『息吹き』は空手の型(形)の中でよく出てきます。

型とは基本の動きをもとに実戦を想定して、足の運び、身体の動かし方、技のタイミングや呼吸を学ぶものです。

息吹きのやり方は、肺の中の空気を全て吐き切るようにイメージして勢いよく「カーッ」としぼりだすように吐きます。

そして吐ききれず肺に残ったものをさらに「カッ」と2回に分けて全て吐き出します。

これが一回の動作です。

要するに「肺の中の空気を吐ききる」ということです。

空手には他にも呼吸法はありますが動作とセット、大きな音を出したりで普段の生活で実行するには不向きではないかと感じます。

そこで合気道で知った呼吸法には、周囲に気兼ねなくできる方法がありますので、こちらを紹介しましょう。

●合気道の大家を参考にした呼吸法。●

健康に限らず記憶力・集中力を使うものに、ほとんど呼吸法を必要とします。

この方法も同じ効果が期待できます。

本来は正座が望ましいのですが、椅子に座ったままとか立ったまま、とかでも良いでしょう。

全身リラックスして20~30秒をかけて静かに息を吐き出す。

吐ききったら軽く上体を前に倒し最後の息を出す。

次に鼻から静かに息を吸い、足・腰・腹・胸と体の各部に酸素を行きわたるのを思い浮かべ、20秒くらいかけて酸素を送り込むようにする。

上体を起こし、頭まで空気が充満したと思ったら、5秒間息を止めて終了する。

こらなら2分もかからずに終わりますし、通学・通勤でバスや電車の中でもできます。

また、私は息を吐くとき細く長くに気をつけて、体に悪いものを一緒に吐き出すイメージを持ってやっています。

それだけでも非常に良い状態になります。

●空手の型の中で息吹きがたくさん入った『三戦』(さんちん)の型●

空手の流派の中に剛柔流(ごうじゅうりゅう)があります。

剛柔流は四大流派の中のひとつで、他に松涛館流(しょうとうかんりゅう)・和道流(わどうりゅう)・糸東流(しとうりゅう)があります。

その剛柔流で育った型、三戦は臍下丹田(せいかたんでん・へその下一帯)に力を入れて最後まで筋肉や関節を緊張させ、ゆるめない型です。

力の入る所で息吹きを行うので、三戦を一回終わっただけで、汗でびっしょりということがよくあります。

私が現在教えている人の話ですが、ある日奥さんが美木良介氏の「ロングブレスダイエットって本当に効くみたいだよ」と言ったそうです。

それを聞いてその人は「オレなんか、空手でずーっと前からやってるよ!」と答えたそうです。

この息吹きがロングブレスになっていて、別にいまさら…という感じで答えたようでした。

その人には集中的に三戦をさせていた時期があったのですが、腹周りが間もなく5センチ減ったと言っていました。

二回もやらせると冬でも汗だくになります。

私は「一生懸命やっている証拠ですよ」なんて言ってますし、その人は汗が出て気持ちが良いと喜んでいます。

せいぜい二回やっても5分程度なんですけど不思議なくらい汗が吹き出します。

●営業の全国的に知られた人から聞いた呼吸を読む技●

もう30年も前のことで、名前も忘れてしまいましたが女性でした。

訪問販売で教材を売る営業の人なのですが、全国の支店で競争をさせナンバーワンになった人がいました。

この会社の全支店で優勝したということは、実質全国の営業職ナンバーワンだと聞きました。(真偽は不明です。)

この人は私が空手をやっていると聞き、すごく興味を示しました。

空手をやっている人は板や瓦を割ったりできる。

割るにはタイミングが必要で、営業に行った時、相手に教材を売るとき、呼吸を読んで言葉を投げかけるタイミングと共通する。

そんなことを聞いた覚えがあります。

きっと板や瓦をうまく割れる空手家は、営業職に向いているのかもしれません。

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