「寝ても疲れが取れない」
「夜上手く眠れず、寝た気がしない」
そんな眠りの悩みって、ありますよね。
現代人はデスクワークが中心で、四六時中、パソコンやスマートフォンなどの光を浴びています。
そういった生活スタイルですと、自律神経の『交感神経』ばかり刺激されてしまい、なかなか寝付けなくなってしまいます。
今回は、睡眠で疲れが取れない人の原因と根本的な解決法を紹介します。
まず知っておいて欲しい!交感神経と副交感神経の働き
睡眠と自律神経が関係している…というのは、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
自律神経とは、人間の活動と休息を切り替える神経です。
自律神経には二種類の神経があり、1つが交感神経。
これは人間が目覚めて、活動する時に働く神経です。
スイッチで言えばONの状態を示す神経で、身体に緊張を走らせ、作業や思考を助けます。
もう1つが副交感神経。
こちらは、交感神経とは逆の働きを持っていて、例えるならスイッチがOFFの状態を示す神経です。
副交感神経が活発になると、身体が休息モードに入り、血行が促進されて身体の修復や疲労回復を行います。
これら2つの自律神経は、生活サイクルによって活発な方が入れ替わっていきます。
朝目を覚まして、軽く運動したり陽の光を浴びれば、自然と交感神経が活発になり副交感神経は静まります。
夜になりお風呂に入ってリラックスしたり、ベッドで横になると副交感神経が活発になり眠気を誘います。
これが自律神経と睡眠の関係です。
しかし、前述したように、現代人は交感神経の方が活発に動いてしまい、なかなか副交感神経に切り替えられず、質の良い睡眠が取れない…というのが問題になっている訳です。
副交感神経への切り替えが上手く出来ないと、様々な弊害が起こります。
睡眠不足
交感神経が強い間は、眠気がなかなか訪れず寝付けません。
また脳が休まっていない状態なので、翌日も疲労を引きずってしまいます。
さらに一度夜ふかしをすると、生活サイクルが夜型にずれてしまい、余計に眠れない…といった悪循環にハマってしまいます。
消化不良、便秘、胃腸障害
自律神経は消化器官とも密接に関係しています。
自律神経が乱れると、規則正しい生活ができなくなり、胃腸の消化のタイミングが崩れて胃炎や便秘、慢性の胃腸炎(機能性胃腸症)などの病気になってしまいます。
私も機能性胃腸症にかかってしまい、かなり苦労した経験があります。
参考記事:
・私が機能性ディスペプシアを治すために行った治療法(生活習慣改善)完治まで3ヶ月かかった機能性胃腸症の全て
消化不良による吐き気や便秘による口臭、肌荒れなどが起こると、生活の質は一気に落ちてしまいますから、注意が必要です。
特に便秘は、自律神経の崩れ、睡眠の質の低下によって起こりやすい症状です。
腸と自律神経は密接に関係しており、便は生活リズムに合わせて排出されます。
生活リズムが狂えば、食事の時間やタイミングがずれ、腸の働きが低下してしまい便秘につながるのです。
私も機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)にかかった時、便秘も併発してしまいました。
どんなに野菜や果物で便秘に効く栄養素を取っても、自律神経が乱れているとなかなか便秘は治りません。
自律神経を整えることは、便秘対策にもなるのです。
では、どうすれば、夜に副交感神経を活発にすることが出来るのでしょうか?
副交感神経に上手に切り替えるコツ
副交感神経に上手に切り替えるためには、まず朝しっかり同じ時間に起きることが大切です。
どんなに眠りが浅くても、朝必ず9時までに起きて、陽の光を浴びましょう。
陽の光を浴びることは、自律神経の切り替えを正す際に、最も重要となる方法です。
陽の光を浴びることを習慣にすれば、やがて夜になると眠くなるサイクルが戻ってきます。
そして夜は必ず湯船に入ること。
湯船に入ることが難しければ、シャワーで足元をしっかり温めるようにしましょう。
夜寝る前に牛乳やホットミルクを飲みましょう。
ホットミルクに含まれるトリプトファンという成分が、眠気を誘うメラトニンになって入眠を助けます。
睡眠の質を高めるために、ベッドのマットレスを良いものにするのも良い方法です。
マットレスの質が良ければ、睡眠の質もグッと良くなるので、もしスタンダードなマットレスを使っているなら、質の良いマットレスに買い換えてみましょう。
私もこれまでマットレスには気を使っていませんでしたが、やはり3万円以上するマットレスは身体への負担が全然違います。
もともとは腰痛軽減の目的で買い替えたのですが、良いマットレスは翌日の身体の軽さがまったく違いますね。
睡眠は人生の多くの時間を費やす行動ですから、マットレスはしっかりした物を使うことをオススメします。
私のおすすめのマットレスは高反発マットレスのモットンです。
モットンは価格が3万9800円(シングル)~5万9,800円(ダブル)の高反発マットレスです。
値段は通常のマットレスよりも高いですが、その分、寝る時の体圧(身体にかかる負担)分散に優れています。
その結果、腰痛や疲れの原因になる『不要な寝返り』を防ぎ、睡眠の質を上げる事が出来ます。
ホームセンターなどに置いてあるマットレスの多くは欧米産のマットレスですが、日本人の体型に合っておらず、やはり睡眠の質にはバラつきが出てしまいます。
モットンは、日本人に合わせた最適の硬さを研究して作られており、職人によって1つ1つ手作業で作っています。
畳やフローリングの上に敷いても大丈夫です。
モットンの厚みは10cmあり、高反発の素材が使われているので、ベッドでも直引きでも高い効果を発揮します。
モットンの詳しい性能や仕様は、公式サイトで公開されています。
もちろん、寝る前にスマホやパソコンをいじるのもダメです。
電子機器の光は、交感神経を刺激してしまい、入眠を妨げますし、ダラダラとスマホをいじっていると、時間があっという間に過ぎてしまいます。
睡眠の質を高めれば6時間睡眠でもスッキリ起きれます
睡眠の質を高めれば、例え6時間睡眠でも、スッキリと起きれて疲れも取れます。
むしろ長時間にわたってダラダラ眠ったほうが、身体がすっきりせず、自律神経も乱れやすくなります。
ぜひ睡眠の環境を整えて、バッチリ眠って生活にメリハリをつけましょう。